開店・開業ノウハウ Opening know-how
開店・開業に向けてのポイント
業種(商品)のライフサイクル
- 発生期
- 商品が新しく出回り始める時期。
- 成長期
- 需要が急増し、それに伴いメーカーも急増する。
収益が急増する。 - 成熟期
- 景気変動に敏感になる。利益が急減し始める。
脱落する企業が現れる。企業間の競争が激化する。 - 安定期(衰退期)
- シェアが少数の企業に安定した形で集中する。
安定または衰退する。 - 自分の選んだ業種は、現在どのライフサイクルにあたるのかを把握する必要があります。
資金について
貸し店舗の場合
店舗用に改装や看板の取り付けが可能かどうかチェックする。
専有部分と共有部分を明確に把握しておく。 | 建物の登記簿謄本を登記所で閲覧し所有者の確認をする。 |
先住者がいる場合は、立ち退き時期を確認しておく。 | 建物に差し押さえや抵当権などの登記がついてないか調査する。 |
店舗を借りるのに必要な資金・費用
1ヶ月の家賃、共益費、権利金(礼金)、敷金、保証金、仲介業者への手数料
- 賃借人から賃貸人に支払われる賃料、敷金以外の金銭(礼金)のことです。
賃借権の譲渡の対価として、また名義書換料として要求されます。
- 借主が貸主に支払うべき賃貸料やいっさいの債務を保証する目的で、借主が貸主に支払う一時金のことです。原則として利息はつきません。
契約終了時に賃料延滞などの金額を差し引き、残りは借主に返却されます。
- 敷金と権利金の中間の意味を持ちます。
保証金の一部は借主には返却されません。
これを保証金の償却率といい、返却時に10%~20%程度差し引かれます。
- 家賃の妥当性の検討
- 家賃は毎日支払う家賃ではなく、実質賃料で考えましょう。
実質賃料=支払い賃料+敷金、保証金、権利金の運用益+返還されない額の償却額